翌朝にはワインの街、メンドーサに到着していました。
それにしても、私アルゼンチンワインってそんなに好きじゃないんです。
チリが男性的で力強い、コクの強い味わいのワインだとしたら、
アルゼンチンはもう少し輪郭の丸い、女性的な膨よかさを感じるワイン。
少し刺激が足らないのです。
しかし!聞くところによるとなんとアルゼンチンのワインは80%が国内で消費されているとのこと。
つまり、、、
本当に良いワインは輸出されずに、国内で消費されているんではないか!!
ということ。
早朝8時くらいに到着しましたが、やはり国も変われば言葉(この場合は訛)も違い、食べ物や家、また空気までもどことなくチリとは違う雰囲気で、わくわくが泊まりません。
歩いて宿まで向かうんですが(予約なしw)なんか人通りが少ない。。。
アルゼンチンは2002年の世界経済危機以降、悪い状況が続き、特にインフレ率の増加、それに帯する政府の対策の遅れと不透明さ等問題が山積みです。
詳しくは、こんなレポートが提出されています。
『膨らむアルゼンチン経済の矛盾』公益社団法人 国際通貨研究j
書かれているとおり、政府の公表する経済指標と、実態経済があまりにも乖離しているため、巷では闇レート(ブルーチップレートというそうです)が横行しています。
この1年間でこの闇レートだけでも38%も下落、事実上の公表レートとは60%も差があるそうです。
私の言った頃で公式レートが1ドル=4.5ペソ、闇レートが7.2−7.5ペソくらいで、現在では8%になっているそうです。
実はアルゼンチンの経済は10年程前にも同じ状況かでデフォルト(債務不履行)に至っており、今回も同様のことが懸念されている訳です。
さてさて、だいぶ話が脱線してしまいました汗
今回お世話になったのはこのホステル。
Hostel Independencia
Mitre 1237, Medoza, Argentina
オーナーはニュージーランド出身の大家族のお母さん的な存在の方で、
「私、日本人のお客さんって大好きなの!礼儀正しくて、控えめで、清潔で。是非困った事があったら言ってちょうだいね。」と、嬉しいお言葉を頂いた上に、
チェックインまで時間があったので、座ってブログを書いていると、朝食も食べていいとのこと。ちょっと強引さがあるけど笑
客層は欧米人中心で、やはりオーナーのこともあり、ニュージランドの人が多かった気がする。
そんなインターナショナルな雰囲気は大好きなんです。
場所も街の中心、インデペンデンシア広場のすぐ隣。
と、アジア系の男が一人。なんかどう見ても日本人。
こんにちはー。と話しかけると、やはり同年代くらいの日本人(少し先輩)でした。
仕事(しかもグーグルで働いてたそう)を辞めてとりあえずリフレッシュしにきたとか。
話していくと、この人がまたすごい人で。
世界中を飛び回ってる。一周とかではなく、いろんなところに何回も。
アフリカは2−3国を除いて全て此の目で見たとか。
エンジェルの滝、ロライマ山のトレッキングの話で盛り上がったりとか。
昼間からビールとワインを飲み続けながら話してたわけですよ。
そう。ビールとワイン。
この到着した日、なんと日曜日だったんです。
旅人にとっての日曜日は休息日というより、街が休んでいるから何も出来ない日なんです。
特にカトリックの国ではそうですね。
それはこういう地方都市に来ると顕著で、
バーやクラブはもちろん
両替商やレストランなんかもやってない。
そして、ここで何よりもつらかったのが、
旅行会社も休みという事実。
結果、本当にすることもなく、酒を飲んでいると欧米風の男がやってきた。
「君、すごく素晴らしくポルトニョール(porutñol、つまりはスペイン語とポルトガル語を混ぜた言葉)をしゃべるんだねwww」と、
え?wって思いましたが、聞くと彼はブラジルのサルバドールで英語を教えていたアメリカ人青年。
アトランタに住んでいたというと、もう一人もボストンでの在住経験があり直に意気投合。
そのまま一日中話し、飲み続けているとどんどんと仲間が集まってきて、さて結局みんなで宴会です笑
途中からはオーナーのニュージランドのおばさんも混じって、ホステルを経営するまでの苦労、アルゼンチンの経済問題、デフォルトに対する不安等たくさんの話をし、
ゲリラ豪雨に見舞われ、それでもめげずに飲み続けました。
もちろん、翌日は二日酔い!!
しかし、元気な欧米のみんなは朝5時から自転車ツアーにいってました。
旅程変更とワイナリーの話は次回で!
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