2012年10月26日金曜日

ベネズエラ旅行、固定相場制導入国旅行のコツ

こんにちは。今日はちょっと番外編で、ベネズエラ旅行に行った際に感じた旅行のコツを紹介したいと思います。

ベネズエラに限らず、固定相場制の国々で一般的に言えることかもしれません。

さて、先のブログにても言及しましたが、現在ベネズエラでは、公式固定レートが1USD=4BsF(ボリバーレス)となっています。
つまり、政府が指示しない限りはこの外為レートは変動しません。

さて、では現地の物価は?南米有数の産油国であるベネズエラ、首都カラカスで物価は高めです。

例えば500mlのコカコーラのペットボトルが、大体お店で12BsFくらい。

どうでしょう??

正式レートだと、なんとコカコーラが3USD(240円)と、高級飲料に早変わり!!

じゃあ、ベネズエラの人たちはみんなコーラなんて飲まないんじゃない?

いやいや、そんなことはありません。それに、あの世界のコカコーラ社(本社アトランタw)がそんな下手なマーケティングするはずありません。

さて、ではどうなっているか。

そうです。闇レート。闇レートというと聞こえが悪いですが、英語ではParallel Rate(並行レート)と呼びます。

これが、大体、最低1USD:8BsFくらいです。つまり、 公式レートの2倍。

物価はつまり1/2です。

先ほどのコカコーラもこのレートで計算すれば、1.5USD(120円)

標準的な物価に戻る訳です。


さて、前置きはこのくらいにしておきます。

これらを踏まえて、固定相場制の国を旅行する際に必要なことは、つまりは現地、現物、現金主義

さて、いよいよどこかの総合商社の主義論みたいになってきましたが、上記3つは大切です。

①現地主義
今回のエンジェルの滝ツアーもそうでしたが、ツアー等を組む際、航空券等を予約する際は必ず現地の旅行代理店を通すこと、が鉄則になります。
既にピンときている方もいるかと思いますが、そうです。航空会社等で直接決済をする場合、もちろん正規の値段、正規のレートで決済を行います。つまりは、2倍以上のお金を払うということ。

ベネズエラの旅行会社はアメリカやヨーロッパに銀行口座を持っていることが多く、そこに送金して決済を行えば、要するに平行レートでの値段でツアーが組め、航空券も買えるということです。

②現物主義
これは語呂がよかったのでいれただけですwwwww
敢えて言うならば、基本的に現地通貨も平行レートも現地でしか交渉できません。もちろん、事前に旅行代理店に送金しておき、現地にてその額を受け取ることもできますが、必ず信用できる代理店を選んでくださいね。

③現金主義
買い物にクレジットカードを使うと大損。
というのも、クレジットカード会社の決済はもちろん正規のレートにて行うものですから、現金で支払うのの倍以上の値段を支払うこととなります。
コカコーラに300円も払いたくないですよね?

さて、この並行レートのシステム、未だに把握しきれないものの、なかなかと厄介です。
要するに両替商も商売ですから、レートのいいところと悪いところがあります。
もちろん、信用性も含めて、安心度も考えなければいけません。

2012年時点での平均レートは以下の通りでした。
ちなみに、下にいくほど信用度も偽札が含まれている可能性も上がります。

ホテル/旅行代理店
1USD=6-8BsF

空港の両替商
1USD=10-11BsF

道ばたの両替商
1USD=12BsF以上

最後に、平行レートは違法です。

もちろん見つかれば処罰が下されます。

そして何よりも、ベネズエラの軍と警察は信用できません。(偽警官もいます。)

バックパッカー達が警察に身ぐるみ剥がされたという話も聞きます。

ただ、平行レートも罷り通っているものなので、行う場合は各自自己責任で、また必ず周囲を確認した上で行ってください。

警察の目の着かないところ、というのは裏を返せば平行レート取引という犯罪と同じように、強盗の様な犯罪も起こりえるということです。



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