喉元にのこるほろ苦いアルコールの匂いと、(ブラジルのピンガという蒸留酒は40度)
憂鬱な頭痛とともに起床する。
ロビーでは昨日の仲間達が朝食を済ませていた。
「おいジャパ!今日はみんなでビーチ行くからお前もこいよ!」と、ゴイアーノ(ゴイアス州出身の人)
「ちょっと二日酔い気味だから、お昼位からいくわー」と私
朝は風邪と二日酔いでベッドに横になり、昨日のことを考えていた。
地方出身の人が多い中、訛が強かったのも否めないものの、
自分の語学力の未熟さを痛感した。
それでも楽しかったし、それでも皆楽しく接してくれたし、
この国の懐の広さと、受容の文化を改めて思い知らされた。
そして、永遠い広がるエメラルドグリーンと、
湿気を帯びた生温い風、
そこに立つカラフルなパラソルと
そしてやっぱり常夏のビーチリゾートっぽいカクテル
いい気分で皆と話して、ご飯を食べて宿に戻る。
夜は、またシュハスコを食べにレストランへ行き、
金曜日だったので、レゲエのフェスタに行く事に!
タクシーで15分くらい夜のマセイオを進んで行くと、
リゾートから離れてどんどん雰囲気が怪しくなる。
これはヤバいか。との思いが過ったが、会場の周りは人だかり。
そして何よりも、警察が目の前にある。そう、レゲエ会場の目の前に警察って笑
何というアイロニー(皮肉)笑
というのも、レゲエと言われて思いつくのはマリファナかもしれないが、本来レゲエは黒人奴隷が権力(奴隷制度)からの解放(Emancipation)を歌ったもの。
ボブ・マーリーの歌詞を読んでみれば良くわかるはず。
この場所を、ヘギ・イロニコ(Reggae Irónico)と名付けたところみんな大ウケ笑
実は、このフェスですんごいことがあって、
途中、中で喧嘩が起こってて、まぁ良くある光景なんだけど
したら、向い側の警察から乾いた銃声が3発
身を屈めた次の瞬間
コーヘ!!!(走れ!!!!!)
との叫び声。
心臓バクバクで走り出そうとするが人が邪魔で身動きが取れない。。。。
次の瞬間に気がついた、皆おれの方を見てる。
も、もしかしておれ、被弾してる・・・?
心臓バクバクはもしかして流血・・・?
まだ、死にたくな・・・
あれ、別にどこもなんともないぞ。。。
と、ふと我に返った瞬間に状況を理解した。
「走れ!」に反応して逃げようとしてるのがおれだけだったって話。笑
そんなこんなで朝宿に帰って一日終了
Day 12 in Maceio
この日は移動日。
4時間掛けてレシフェという街までバスで移動。
昨日のフェスから帰ってきたのが朝だったにも関わらず、皆はこぞって遠方のビーチへ笑
ここで楽しかった仲間ともお別れ。
同じ時間の11時に長距離バスに乗るというカルロスとターミナルへ向かう事へ。
別れ際まで爽やかな彼。サンパウロ郊外に済んでいるという彼は一番言葉も分かりやすかったし、なんかマリオっぽい印象。
にてない?(手前)
おれが住んでいるところは、郊外で何にもないところだけど、ここみたいに自然がいっぱいでリラックスするにはもってこいだ!サンパウロに帰ったら遊びに来てくれよな!
おれのアミーゴジャポネスなら家族も大歓迎だよ!
ブラジル人のホスピタリティから見ればよくあることだけど、
こういう何気ない一幕が旅をしていて嬉しくなる瞬間。
マセイオいい街だったな。
ここから、エアコンも聞いてない子供が走り回るバスで4時間。。。
のはずが5時間。。。
6時間。。。とまではいかなかったけど、結局1時間30分遅れでレシフェに到着。
もし、同じルートを通る人がいるなら、Expressoのバスを使った方がいい。3時間でつく。
しかも、降りるのはバスターミナルじゃなくて、空港の方が圧倒的に海岸にも市内にも近いのでおすすめ。
ただ、ローカルバスは永遠に海岸線を走って行くので本当に気持ちがよい。
ま、いいんだよ。急いだ旅じゃないから。
レシフェ1日目を無駄にしてこの日は終了。
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