その車内で一言。
今日、夕日見に行きませんか。と私。
「おう、いこうぜ!!」とけーすけさん。
ということで1日の内に朝日から昼、夕日、夜空まで全てを堪能する、
非常に濃厚な1日になることが決定した、年明けの5日。
しかしながら、全てが順調に行く事を誰が止める訳でもないが、
やはりどこかにトラブルはつきまとってくる。しかも今回はかなり厄介。
実は、この時点で気がついたのだけれど、
資金源のデビットカードなくしてた。
この事件は別に記すこととしたく。
これで凹んだ?いやいや。資金源なくしたくらいでおれのウユニ欲止められるかー!
なんて絶好調。
昼の3時に出発します。メンバーは同じ5人。
色々交渉の末、ウユニ塩湖に着く。
雲は多いが広大な水たまりが出現!これは朝より条件がいいかも!!
風邪もフッと消え、見た事もない上下対象の世界に吸い込まれようとしているとき、
ふと、足下を覗いてみた。
あ、
おれ、空歩いてる。。。。。
とにかく、この日の静けさは尋常じゃない。
もう既に風の音一つさえ、聞こえなくなっていた。
太陽が沈みかける頃、
さっちゃんが奇跡の一言を発する。
「みんな1分間黙ってみようか」
極度の静寂の中、
見た事のない上下対象の景色だけが刻々と姿を変えて行く。
これほどまでに、”無”という感覚に近いものを感じたことはあっただろうか
聴覚すらも機能しない。ただひたすら、視覚に映えるものだけが直接脳裏に焼き付いてくる。
写真のネガを投射するようにこの景色は、我々の頭の中に直接的に訴えかけてくる。
1分間など等に過ぎていた。しかし、誰もが進んで口を開こうとはしなかった。
これほどまでに壮大な景色を形容できる言葉も、ましてやそれの存在すらも誰もが気にせず、ただただ目の前の斜陽に臨んでいた。
これほどまでに言葉が無駄に感じた事はなかったし、
これほどまでに自分の存在が”無”くなったこともなかった。
空の上にいるというよりは、”空の中にいる”という不思議な感覚。
日が落ちて行くのが怖い。
それは空が落ちてくる様な感覚に近い。
世界を一周したけいすけさんの言葉が印象的だった。
「今までいろんな景色を見てきたけど、ここ、ウユニの景色に似た景色すら見た事がない」
大体のものは以前の経験に比較できる。
ただ、これだけは、世の中どこを探してもここにしか存在し得ない
更に言えば、この日見たこの景色こそ、もう違った日には見られないもの。
道祖神に誘われて出た旅、最初の目的地にて、一生忘れられない物凄いものをみてしまった。
感動覚めやらぬまま帰路へ。
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