2012年11月12日月曜日

ベネズエラ2日目 カラカス−シウダーボリーバル


2日目

と、初日からトラブル続きのベネズエラ旅行、2日目になりました。この日はなんと言っても移動日。

カラカスからシウダーボリーバルという都市まで高速バスで8時間。料金なんとBsF160=1500円くらい。
ま、ただ物事なんでもうまく行くわけじゃないなと実感した一日です。
もしかしたら帰れなくなるかと本気で現地化を考えた一日の始まりはじまり。

朝7時に起床し、朝10時発のバスをペガる(pegar)ためにホテルから市内へ向かいます。慣れない地ですので、高いだろうけどタクシーを使おうと、フロントに尋ねる。(当地のタクシー料金は全て交渉)

なんとBsF300。つまり3000円。空港から市内の方が8時間のバス移動より二倍高い。
もう二度とカラカス市内ではタクシーは使うまいと、それでも安全には変えられぬとLa Bandeiraという駅の近くにあるというバスターミナルへ。

ホテルのフロントにも道中タクシーにも確認した。Ciudad Bolivarに行くには地下鉄La Bandeiraラ・バンデイラだよね?と。答えは

いよいよターミナルに着き、バス代の二倍のばかげたタクシー代を支払う。
ちなみに、道中ではチャペス大統領の広告がどこにでもあり、この国の現状を考えた。ただ新大統領候補のポスターも割と見かけたな。
さて、行き先表を探してみるが一行に見つからない我がCiudad Bolivarシウダーボリーバル。ただ、地球の歩き方には確実にここの場所が書いてある。新しく綺麗になったという荘厳麗美な形容詞はどうもこの雰囲気とは似つかないのは別として…

Informacionの人が言った、
" おいチーノ(Chino中国人の意)。ボリーバル行きはここじゃねーよ。"

や、やっぱりか…
やっぱり地球の迷い方なんか頼りにしちゃだめだーーー

さて、順調に地球を迷わされてる私。私が日本人だと言った途端、彼らの対応が良くなったのは言うまでもない。以て次に向かうはTerminal Rodoviario Oriental。なるほど、東方行きバスターミナルなんてものがあるんじゃないか。以外にしっかりしてんじゃん、ベネズエラ。
さて、地球の迷い方を見事に活用してしまった私は、迷い方の忠告、流しのタクシーは危険なので使うな、を無視して、即刻ターミナル外のタクシーへ飛び乗る。というのも、時間がない。このとき時間は0830。というか、普通の車…プレートも無ければタクシーの表示もない。こ、これはやばいかもと乗ってから気がつく。

それでも、0850くらいにそれらしき場所に到着。ただしOrientalなどとはどこにも…

「運転手さん、ここ、あってる??」

運:"あってるもなにも、おれはここしか知らねーからな。じゃ。"

ブロブローンとガタガタの車体から出る排気音が湿気のある街に妙に似合う。
ちょw待ってw

取り敢えず、セキュリティに確認してみると、どうやらボリーバル行のバスはあるらしい。ちなみにここまで誰一人として英語を喋る人がいないという事実と共に、それよりも重要なことは、Terminal de Orientalなるものはベネズエラに存在しないという真事実笑
このバスターミナルはRodovia de Venezuelaというバス会社専用のバスターミナル。
Informaciónをもう一度辞書で引いてみよう。そこに情報という意味は存在しないだろう。そう、少なくともここベネズエラでは。

ま、取り敢えず、道筋が立ったので、良しとしよう。にしても、この長い列。45分くらいはかかりそうだ。

結局1時間かかり、チケットを発行してもらったが、大変。出発まで時間がない。なんと10時出発の便!現在時刻1015
やばい!ていうかもう過ぎてる笑 

それでも大丈夫よ、と受付のお姉さん。

だってここは南米ですからね、と私。

荷物を急いでチェックインして(その後二度と荷物はバスにチェックインしないことに決めた事件は後に触れる)呼ばれるのを待つ。ひたすら待つ。まつこと30分
さすがにおかしいと、お姉さんに聞いてみる。

このバス、もう来た?? 

いやまだ来てないわよ。

まじか、ま時間通りでないのは想定の範囲内。ここからまだまだ待ちぼうけ。
...
この辺りで、ブラジルが如何にオーガナイズされている国なのかということを悟った笑
いや、ここ南米に於いて相対的に。

1時間経過。何かがおかしい。Informacionにて聞いてみる。

「ねぇ、このバス待ってるんだけど、いつくるの?」

おねぇさん:あー次のバスは夜の9時ころだったと思うけど。

「え?・・・夜9時???」「そうよ。」とお姉さん。

現在昼1時。結局10時に乗れるはずの便を11時間待つのか、とこの国の宇宙的な時間感覚に途方に暮れていると、

というか、地元民ばっかりで、全く旅行者を見かけないこのバスターミナル。。。何かおかしいぞ。

私以外に初めてバックパッカー発見!!ドイツから来たという2人と話しをすると、やはり彼らも2130の便。。。もう、おれだめなのか。ま、ただツアーは翌日8時出発だから間に合うだろう。と踏んでオプティミズムに浸る。あれ、目から水が・・・・。おれ、泣いてるのか?突然の豪雨に見舞われる。

もう諦めかけて勉強をしようと、すると!!!!14時ころになってようやくコールが!!でも、さっきの21:30の話は??あ!そうか!10時発の便が4時間遅れたのか(無双モード突入)。それなら今日中にはつきそうだな!8時間だから・・・大体22時くらい到着か!よかったよかった!

乗車して、漸く治安の悪いカラカスの街を後にする。朝からの疲労と心労が一気に私を包み込み、直ぐに睡魔がやってきた。

バスに揺られ、揺られ、辺りが暗くなってきた。途中休憩で食べたポーリョ(Pollo:チキン)のサンドイッチがまじでうまかった。というのも、到着日の夕方から連続で3食は食べていなかったから。ビールでも飲みたい気分だったが、寝過したらまずい、とやめておく。


さて、時間は22時。まだまだ着きそうにもないが、ま途中で渋滞もあったし、いつもより時間掛かっているんだろう。ふと空を見上げると、

息を飲むくらいの星が!宇宙の神秘を感じた。

吸い込まれるほどの星空を、日本のどれだけの人が見たことがあるだろう。
それだけでも南米に来て良かったな。


なんて灌漑にふけっているうちに就寝。

(写真は宿より。バスから見たものはこれの何十倍も星が見えた。)

トラブル続きだった2日目も終了。
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