2013年1月12日土曜日

天空の鏡:静寂の中落ち行く空 〜Day33 in Uyuni〜

前回からの続き、さてウユニ朝日ツアーを満喫し、朝方帰路につく我々。

その車内で一言。

今日、夕日見に行きませんか。と私。

おう、いこうぜ!!」とけーすけさん。


ということで1日の内に朝日から昼、夕日、夜空まで全てを堪能する、

非常に濃厚な1日になることが決定した、年明けの5日。


しかしながら、全てが順調に行く事を誰が止める訳でもないが、

やはりどこかにトラブルはつきまとってくる。しかも今回はかなり厄介。


実は、この時点で気がついたのだけれど、

資金源のデビットカードなくしてた

この事件は別に記すこととしたく。


これで凹んだ?いやいや。資金源なくしたくらいでおれのウユニ欲止められるかー!

なんて絶好調。


昼の3時に出発します。メンバーは同じ5人。

色々交渉の末、ウユニ塩湖に着く。

雲は多いが広大な水たまりが出現!これは朝より条件がいいかも!!



風邪もフッと消え、見た事もない上下対象の世界に吸い込まれようとしているとき、

ふと、足下を覗いてみた。

あ、

おれ、空歩いてる。。。。。


とにかく、この日の静けさは尋常じゃない。

もう既に風の音一つさえ、聞こえなくなっていた。



太陽が沈みかける頃、

さっちゃんが奇跡の一言を発する。

「みんな1分間黙ってみようか」


極度の静寂の中、

見た事のない上下対象の景色だけが刻々と姿を変えて行く。


これほどまでに、”無”という感覚に近いものを感じたことはあっただろうか

聴覚すらも機能しない。ただひたすら、視覚に映えるものだけが直接脳裏に焼き付いてくる。

写真のネガを投射するようにこの景色は、我々の頭の中に直接的に訴えかけてくる。


1分間など等に過ぎていた。しかし、誰もが進んで口を開こうとはしなかった。

これほどまでに壮大な景色を形容できる言葉も、ましてやそれの存在すらも誰もが気にせず、ただただ目の前の斜陽に臨んでいた。

これほどまでに言葉が無駄に感じた事はなかったし、

これほどまでに自分の存在が”無”くなったこともなかった。


空の上にいるというよりは、”空の中にいる”という不思議な感覚。


日が落ちて行くのが怖い。

それは空が落ちてくる様な感覚に近い。



世界を一周したけいすけさんの言葉が印象的だった。

「今までいろんな景色を見てきたけど、ここ、ウユニの景色に似た景色すら見た事がない

大体のものは以前の経験に比較できる。

ただ、これだけは、世の中どこを探してもここにしか存在し得ない

更に言えば、この日見たこの景色こそ、もう違った日には見られないもの。


道祖神に誘われて出た旅、最初の目的地にて、一生忘れられない物凄いものをみてしまった。

感動覚めやらぬまま帰路へ。


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